2016年05月19日

1/35 ジオン軍空挺戦車A 完成

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ジオン軍マゼラ空挺戦車。

独立、再軍備初期の頃に作られた空挺戦車の一種。

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あの国の軍隊は、戦車はとりあえず”マゼラ”とつける習慣があったようです。

この戦車も最初はただ単にマゼラと呼ばれていました。

後年に別種やマゼラ・アイン、アタックなどが登場すると、エアスト・マゼラなどとも呼ばれるようになりました。

ただ、この機種が最初に作られた戦車と言う訳ではないので、エアストの名は正しい呼び名とは言えません。

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この時代の戦車としては若干小さめで軽め。

空挺降下の為に装甲も薄め。

主砲は独自規格の110mm砲で、61式の正面装甲を抜くにはちょっと力が足りません。

その為、連邦の61式とは正面から撃ち合わず、側背面を取って撃破する戦術が取られました。

しかし、

輸送機がコロニーに突入した途端、砲撃を受けて墜落、中隊が全滅する。

降下したは良いが、隠れた建物ごと155mm砲で撃ち抜かれる。

61式にラムアタックを喰らって潰される。

等々、なかなか思ったように上手くいきませんでした。

それでもジオン降下猟兵達にとっては頼りになる火力であり盾であり、初期のコロニー制圧戦を支えたのでした。

そんな旧式戦車も、地球降下作戦が発動されると地球に持って行かれる事になりました。

MSとそれと連携するマゼラ・アタックの製造を優先しすぎた為に、”普通の戦車”が足りなかったのです。

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そのままでは辛そうなので、バレルジャケット、主照準器、装填主用サイト、サイドスカートがマゼラ・アインに準じた物に換装されました。

近代化改修を受け、万全。と思いきや、地球に降下してすぐ問題があふれ出します。

泥や砂、塩などにも悩まされましたが、それ以上に航続距離の短さと荷物の積載量が少なさが問題となりました。

コロニー内では問題の無かった量でも、広大な地上を走り回るには全て足りなかったのです。

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まず、増装として200gドラム缶がフェンダー後部に設置されました。

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次いで砲塔後部の荷物籠に大型の大容量雑具箱が増設されました。

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それでも足りなかったうようで、燃料用のドラム缶をもう2つ追加され、計4つのドラム缶を搭載。

エンジンデッキ上には簡易の荷物籠が載せられました。

これで燃料と荷物にあっては不安(不満)は消えましたが、次は火力と防御力に不満が出てきました。

戦車部隊は火力の増強と装甲強化を要請しましたが、MSとその支援資器材の製造が最優先とされ、却下されてしまいました。

上層部はただの戦車など時代遅れで不必要。という考えの者が多かったようです。

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多くの戦車が心許無い防御力を補おうと、砲塔に鋼板が貼り付けました。

機関砲相手なら無いよりマシ。しかし戦車やミサイル相手となるとあっても無駄な代物でした。

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主砲同軸の20mm機関砲は、精度と威力は申し分なかったのですが、装弾数が250発と極めて少ないものでした。

群がる敵を相手に、この弾数ではすぐ弾切れを起こしてしまいます。

それを嫌って7.92mm機銃に無理矢理置き換える部隊もありました。


色々な不平不満に不安を満載したまま地上で戦った旧式マゼラは、その全てが国に帰ることが出来ませんでした。

6割が撃破。

3割が投降。

残りの1割が 「宇宙製のレア戦車」として物好きな戦車マニア達に飼われているのだとかなんとか・・・。



もちろん全て妄想です。
posted by 鬼火 at 00:36| Comment(0) | 1/35